Online Training | 発達支援・療育研修

児童発達支援・放課後等デイサービス

その行動、特性?
それとも、わがまま?

「要求」と「ニーズ」で考える、
支援の判断軸

2026年10月28日(水)
12:00〜13:00
Zoom開催
児発・放デイの療育者向け 参加費無料

「まだ、遊びたい!」が、終わらない

年長のDくん(6歳2ヶ月)。視覚的な捉えが得意で、LaQやブロックに深く集中できる子です。ところが活動の終わりになると——支援者の言葉が届かない。「まだ、遊びたい!」と動かない。作りかけを抱え込んで、他児にも支援者にも触らせない。

これは、わがままでしょうか?
そして、どこまで聞いてあげれば
よいのでしょうか。
どちらかに決めても、明日の関わりは変わりません。この研修が増やしたいのは「判断」ではなく、もう一つの見方です。今までの対応を否定するものでもありません。まずは、問いそのものを見直すところから。
※本事例は複数の実例をもとにした架空のモデルケースです。

現場で、よく聞かれる3つの問い

どれも「はい/いいえ」では答えが出ません。この研修では、答えの代わりに判断の“軸”をお渡しします。

QUESTION 1

これは特性なんでしょうか、それともわがままですか?

二択で判断すること自体を、目的にしません。

最重点
QUESTION 2

どこまで受け止めて、どこから教えるべきですか?

現場からいちばん多い問い。答えは「○分まで」ではありません。

QUESTION 3

甘やかしになっていないか、不安になります

「じゃあ好きにさせるんですか?」への答え。無制限とは違います。

職員間で判断が分かれてしまう場面でも、共通の言葉で説明できるようになることを目指します。

「わがまま」か「特性」か。
この二択は、決着しません

読みかけの本を、あと3ページで閉じられますか。「次のエピソードまで5秒」を、止められますか。——同じことをしていても、大人は「わがまま」と呼ばれません。名前をつけているのは、大人の「主観」です。そもそも発達特性は、はっきり2つに分かれてはいません。量のちがいは連続していて、同じ子でも日によって動きます。

わがままかどうかは、決めなくていい。
決めるのは、いま、
何が満たされていないか。
必要なのは、線を引き直すことではなく、問いを変えること。観点を変えると、判定を待たずに手立てが決まります。診断の有無でも、支援を分けなくてよくなる。では、どんな問いに変えるのか——そこが、この研修の中心です。

変えるのは、子どもではなく、
大人の「見方」と「かかわり」

今日お伝えするメッセージは2つ。どちらも、大人の側の話です。

メッセージ1
大人の「見方」を変える

→ 判定を待たずに、打つ手が出てくる

メッセージ2
大人の「かかわり」を変える

→ 同じ子が、同じ活動を、納得して終われる

当日は「ケース提示 → 理論 → ケース再訪」のサンドイッチ構造で進みます。持ち帰るのは、明日ひとつ試す場面だけ。1つで十分です。

なぜ、子どもの「困り感」は
見えにくいのか

隠しているのでも、表現が下手なのでもありません。口に出る「要求」と、その奥にある「ニーズ」のギャップが、大人よりずっと大きいからです。

1

ニーズを自覚していない/「疲れた」「こわい」を、本人も同定できていない。

2

言語化する経験値が、まだ少ない/特性の有無にかかわらず、未就学の子どもは自分の気持ちを言語化することに不慣れです。

3

園や学校への「行き渋り」「不登校」の言語化と、同性質/その原因を言葉にすることは、子どもにとって困難です。

だから、子どもの「要求」ばかりに囚われず、言動から支援者が「ニーズ」を察することが必要になります。その察し方を、現場でよくある8場面に当てて練習します。

同じ時間あそんでも、
記憶への残り方は違います

達成感を決めるのは、活動全体の平均ではありません。いちばん強かった瞬間(ピーク)と、終わりの瞬間。ずっと楽しかったのに終わりが下がった活動より、波があっても終わりが最高潮だった活動のほうが、「楽しかった」と記憶に残ります。

「長く遊ばせたか」ではなく、どう終わったか。中断された作業は、大人でも67%が再開されます(59件のメタ分析)。「まだやりたい」は、わがままではなくそういう仕組み。無理に切り替えれば、次の活動で失敗が増えます。では、どう終わればいいのか——研修の後半は、まるごとここに使います。

研修で扱う内容

講義は約50分。ケースから入り、理論を経て、もう一度ケースに戻ります。

PART1

ケース提示 ― Dくん(年長・6歳2ヶ月)

まず「できること」から見ます。4つの強みは、後半の手立てで全部使います。

PART2

観点の転換 ― 分ける問いから、満たす問いへ

「わがままか、特性か」をやめて、「どんな要求で、奥のニーズは何か」に変えます。診断の線を待たずに手立てが決まる理由を、ここで扱います。

PART3

「要求」と「ニーズ」を読み替える

現場でよくある8場面を、その場で読み替えます。独占・主導権・待つ・切り替え・できるのにやらない・衝動・食事・集団の空白時間。

PART4

ニーズが違えば、打つ手も変わる

同じ「独占する」「まだ遊びたい」でも、立てた仮説によって手立ては別物になります。そこから1つを選ぶための判断軸も、2つだけお渡しします。

PART5

終わり方を設計する ― そして、まとめ

「終わりが分かる」ための手がかりと、終わりにくい遊びの区切り方。Dくんの月曜日は、こう変わります。

こんな方におすすめ

児童発達支援・放課後等デイサービスの管理者・児発管・支援員

「切り替えが難しい」「片付けが進まない」場面の手立てを増やしたい療育者

職員間で「それは甘やかし?」の判断が分かれてしまう事業所の方

保育所・認定こども園で「発達の気になる子」を支えたい先生

参加形式

顔出し不要

音声ミュートのまま、お気軽に参加いただけます。

リアクションで参加

当日は「いいね」で答える問いかけがあります。発言は不要です。

スマホでも参加OK

パソコン・タブレット・スマホから参加できます。

開催概要

研修名
その行動、特性? それとも、わがまま?
― 「要求」と「ニーズ」で考える、支援の判断軸 ―
日時
2026年10月28日(水)12:00〜13:00
形式
Zoom(オンライン)/講義 約50分+質疑
対象
児童発達支援・放課後等デイサービスの管理者・児発管・支援員/保育・幼児教育に関わる方/保護者支援の担当者
講師
NPO法人ここのば 代表理事 百瀬 洋介
定員
100名(先着順)
参加費
無料
主催
NPO法人ここのば / 療育と保育の学びの会 Shinka Studio
デイロボ(株式会社U5WORKS)

講師紹介

百瀬洋介

NPO法人ここのば 代表理事 / 発達支援の専門家

百瀬 洋介

北海道大学卒業後、大手IT企業を経て株式会社CoConovaで児童発達支援事業所を創設。経営と療育の両面から子どもや保護者を支援。また、保育所45園の事業本部長として療育視点を保育現場に浸透。現在は、保育×療育、経営学修士(MBA)×ITの知見を活かし、発達障がい分野でマインクラフト個別療育「GLOBAL GAME」、発達支援×オンラインフリースクール「SUPER SCHOOL」や児発向けの療育研修事業「療育と保育の学びの会」を展開している。

よくある質問

Q いまの対応を否定される内容でしょうか?
いいえ。増やしたいのは「判断」ではなく、もう一つの見方です。これまでの関わりを否定するものではありません。迷ったときに一度立ち止まれる問いを、1つお持ち帰りいただく時間です。
Q 診断のないお子さんにも使える内容ですか?
はい。むしろ診断の有無で支援を分けなくてよくなる、というのが今回の中心です。発達特性は連続的なもので、判定を待っている間も現場は動いています。判定ではなく「いま何が満たされていないか」から手立てを決める考え方を扱います。
Q 経験の浅い支援員でも参加できますか?
はい。ひとりの子ども(Dくん)の場面に沿って、専門用語もかみくだいて解説します。むしろ職員間で判断が分かれやすいテーマなので、事業所で揃ってご視聴いただくのもおすすめです。
Q 未就学の児発ですが、学齢期の放デイでも使えますか?
どちらでもお使いいただけます。題材は年長のケースですが、扱うのは「要求とニーズ」という読み替えの枠組みなので、年齢や場面を選びません。保育所・認定こども園の先生にも、そのままクラスの場面に置き換えていただけます。
Q 事業所で複数名参加したいです。
可能です。ただし定員管理の都合上、ご視聴になる端末(画面)ごとに1件のお申し込みが必要です。複数の端末からご参加の場合は、その台数分お申し込みください。
Q 資料の提供や録画(アーカイブ)はありますか?
研修資料・録画は、NPO法人ここのばが運営する「療育と保育の学びの会(Shinka Studio)」でご提供・ご視聴いただけます。
療育と保育の学びの会はこちら

お申し込み

発達支援・療育研修「その行動、特性? それとも、わがまま?」

2026.10.28 Wed 12:00-13:00

児発・放デイの療育者向け | 参加費無料
12:00〜13:00 顔出し不要・音声ミュート Zoom開催・参加費無料




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