不登校・無気力から「やってみたい!」へ。マイクラがつなぐ学びと自信

保護者さまリアルボイス リアルボイス

特定非営利活動法人ここのば(本拠地:大阪市)は、不登校や発達障がいの子どもたちに向けた、マインクラフトを活用した個別支援によるオンラインフリースクール「SUPER SCHOOL」を提供しています。

「SUPER SCHOOL」は、子どもたちが自宅にいながら自分のペースで他者と関わり、学び、社会とのつながりを取り戻していくための支援サービスです。好きなこと・得意なことをきっかけに、子ども自身の意欲を引き出し、楽しさの中から「できた!」という自信を育んでいくことを目指しています。

今回は、実際に「SUPER SCHOOL」に参加している保護者さまから届いたリアルな声をご紹介します。
不登校の課題を抱える息子さん(小5)が、どのように変化していったのか。そのプロセスを、保護者さま自身の言葉で語っていただきました。

「別の生き方もあるんだよ」と伝えたくて

笑顔でパソコンを操作する子ども

息子は小2から不登校が続き、調子の良いときにたまに登校する状況でした。学校というプレ社会に何とか合わせることが大事だとよく言われましたが、無理をして学校に合わせるよりも「別の生き方もある」ということを親として見せてあげたいと考えるようになりました。
きっかけは、ある講演会でメタバースの学校づくりの話を聞いたことでした。すでにオンライン学習指導を試したことはありましたが、自分のペースで学ぶだけでは興味を持たず続きませんでした。そんなときにSUPER SCHOOLの動画を見せると、無気力だった息子が驚いた表情で「行ってみたい!」と目を輝かせたのです。マイクラ好きだったことも大きかったと思います。

「家族以外との関わり」を持てるようになった

最初の個別面談でお願いしたのは「家族以外との関わりを持たせたい」ということでした。当時は買い物や外出も嫌がり、吃音も強くなっていて、話すこと自体を途中で諦めてしまうことが多くなっていました。
最初はパソコンの起動にさえストレスを感じていましたが、やがて決まった時間に自分から参加するようになり、週1回のマイクラから始まり、今では「ロブロックスもやりたい」と希望して週2回の活動に広がっています。フレンドの方々にも安心して慣れることができました。

声を出すことにはまだ抵抗がありますが、スタンプやテキストで意思表示ができる安心感があり、気づけばローマ字も自然に覚えていました。生活リズムは元々崩れていませんでしたが、曜日感覚がついたことは大きな変化です。「サボっているのではなく、SUPER SCHOOLに通っている」という自信が息子の救いになっています。

通い始めてからは放課後デイサービスも利用できるようになり、月2回ですが嫌がらずに参加できています。学校に行くことも「怖い」とは思わなくなり、数回登校することもできました。もちろん疲れて休む日の方が多いですが、大きな前進です。

保護者としての安心感

共働きで息子を家に任せきりになってしまうことも多い中で、接続トラブルなどもLINEですぐに相談できるのはとてもありがたいです。個別面談や支援計画面談で、親が知らない息子の姿や成長を教えていただけるのも嬉しいことです。学校の面談では得られなかった安心感があります。
不登校は親にとっても大きな負担で、学校とのやり取りだけでは苦しい部分があります。SUPER SCHOOLのような存在があることで、親としても心強く感じています。

マイクラを通じて広がる世界

息子はもともとマイクラが大好きでした。SUPER SCHOOLでは、フレンドと協力しながら活動する中で、自然なコミュニケーションが生まれています。最初は聞かれたことに答えるだけでしたが、今では少しずつ自分の意思や気持ちを言葉にできるようになってきました。やり取りを楽しむ気持ちを取り戻し、安心して関われる場所として息子の世界を広げてくれています。